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もしタイムマシーンがあったら…

とある日の何気ない子どもとの会話です。

「もしドラえもんのひみつ道具があったら、何が欲しい?」と、娘に聞かれた私は、「どこでもドアが欲しいなぁ~」と答えました。

 

「何で?」と娘に聞かれ、「だって車で2時間かかる場所にも、どこでもドアがあればすぐに行けるやん♪(笑)」

 

それを聞いた娘は、「そっかぁ〜♪良いね~私もどこでもドアがいいなぁ~!学校もギリギリまで寝てても間に合うな(笑)」と、笑って話していた娘が、

「あっ!でもやっぱり私はタイムマシーンにするわ!」と言ったので、理由を聞くと、

「だってなぁ、タイムマシーンがあったら〇〇(妹)を、じいちゃんが生きてる時代に連れて行って、いっぱい会わせてあげられるやん」

 

「なるほど〜!凄いな〜それはおじいちゃんも喜ぶなぁ~」と、娘に答えつつも中身の薄い自分の考えが恥ずかしいなぁ…とも思いました。

 

上の娘は、大好きだったおじいちゃんとの思い出が幼いながらにもあるのですが、下の子は生まれる前におじいちゃんは他界してしまった為、記憶や思い出がありません。自分の願いも大事だけど、人の喜ぶことを考えられる子に育ってくれていることが何より嬉しいと感じました。

 

ふと私の頭に父が、にっこり微笑んでいる顔が浮かびました。

今年は父の七回忌でもあります。

父も空の上から喜んでくれているのかなぁ~と感じ、あたたかい気持ちになりました。

 

秋といえば・・・!!

DATE:2023年10月15日

信じて待つ

私は、我が子に対して、先回りして「宿題は?」「明日の準備は?」と、急かしてしまいます。

 

低学年の間は、サポートしてあげないとと思い、この子が宿題を忘れたり、持ち物忘れがないか等、困らないように…と思っての言動ではありましたが、ふと気付くと、声を掛けないと動こうとしない子どもの姿に、これでは指示待ち人間になってしまうのでは…と、心配になりました。

 

そこで、子どもに話をしました。

「一年生、二年生の間は、“宿題しないよ”とか、“明日の用意した?”とか、ママが言ってきたけど、ガミガミ言われるのも嫌だよね?これからは言わないようにママ頑張るわ!

これからは、言われてからするんじゃなくて、自分で考えて、行動できる人になって欲しいし、もうあなたにはその力があるってママは思ってるから、一緒に頑張ろう」と、伝えると、うんうんと頷きながら話を聞いてくれました。

子どもの力を信じて、あれこれ言いたくなる気持ちを我慢して、待ってみることにしました。

 

けれど、実際は、待つというのは本当に大変で、この時間になってもまだ宿題に手を付けない…大丈夫か??と、焦りながらも、駄目だ!待たなくちゃと、つい小言を言いたくなる気持ちを何度呑み込んだことか…(笑)

我慢できずに言ってしまったことも何度もあり、その度に自己嫌悪になっていました。

 

でも、何度も葛藤する中で、主人に話を聞いてもらう中で、気持ちが楽になり、待つことができたかどうかにこだわってる自分に気付き、気をつけようと意識して努力してる自分をまるごと受け入れることが出来たように思います。

 

7月の佼成の本に、親子で笑顔の毎日にという特集があり、そのページを読んだ時に、「早く〇〇しなさい」という「あなた」を主語にした“あなたメッセージ”ではなく、「私はこうして欲しい、私はこう感じる」という「私」を主語にして伝える“私メッセージ”が親子間でも、夫婦間でも有効と書いてありました。

ふとあの葛藤から、3ヶ月ほど経っていたとことを思い出し、今では少しずつ私も待てるようになり、子どもも自分から行動にうつせる姿が多くなってきていることに振り返ってみて改めて気付かせて頂きました。

 

私は気付いたことを法座で出せたことで、この気付きを自分だけの気付きにしないで、子どもにも伝えないとという思いになり、帰ってから子どもに私メッセージで「最近、ママに言われなくても自分で宿題したり、準備したりできてて凄いなぁってママは思ってるよ」と伝えると、照れくさそうに笑ってました。

 

これからも、信じて待つことを意識してみようと思います。

そして、私メッセージも実践していこうと思います。

 

炭酸サイダーで、煮ると柔らかくなるそうです。

DATE:2023年7月16日

自分の鏡

うちの長男は、起立性調節障害になり、あまり学校へ行けていません。最近、部活動には参加がでるようになり、いきいきとしてきました。

 

そんなとき、週末に卓球の試合があり、「行けそうかな?行けそうなら頑張ってみな。」と声をかけました。すると長男は、「…うん。」と返事しました。前日には用意をし、明日に備えて早く寝ました。

 

翌朝、時間になっても起きてこないので、「どうする?」と声をかけました。「う〜ん…」というだけで、起き上がろうとしません。前日まで行く気があるようだったので、ぜひとも行かせたい!という気持ちで私はいっぱいになりました。

 

「現地まで行って、そこで考えようか?」と言って体を起こさせるのですが、全然動きません。

 

「連絡を入れないと先生たちに迷惑かけてしまうから、どうするのか決めて」と私が言うと、長男は泣きながら物に当たりだし、「行かへん!この部屋から出てって」と言います。

 

私は訳がわからず、「どういうことなん?昨日は行くと言っていたのに、そんな急に思い変わるか?」と大声で言うと、しばらく沈黙し「元々、行きたくなかった。けど、皆のために行こうと頑張っていたんや」と泣きながら答えました。

 

その言葉を聞いて、自分の気持ちは置いて、人のために動こうと頑張っている優しい気持ちに気づきました。でも、感情が高ぶっていたので、「まずは、自分がどうしたいか?だろう。人のことは自分のことができてからや!」と怒鳴ってしまいました。

 

言い合いのあと、私は教会で『相手は自分の鏡』と教えて頂いたことを思い出しだしました。

 

私はどうだっただろう?と考えていると、私自身も人の要望に答えないと!と思い、できる気がしないのに断れず、ギリギリになってやはり出来ない…とお断りしていたことに気がつきました。

 

今回のことを主任さんに聞いてもらい、「大変だったね。長男には怒鳴ってしまったことだけ謝ったら良いと思う。お互いが思っていたことを吐き出せて、良かったと思います!気づきが素晴らしい!」と優しい言葉をかけてもらいました。

 

落ち着いてから、長男に怒鳴ってしまったことを謝りました。そして、「私も、同じようなことを人にしていたから反省したよ。教えてありがとう。」と伝えました。

 

自分のことは置いといてでも、人のために動こうとした優しい長男の気持ちを知り、素敵に成長してくれたんだとやっと気がつけた私でした。

熱中症に気をつけてね~。

 

 

DATE:2023年7月9日

19年越しの感謝の言葉

これは主人の話ですが、
約20年前、大学時代スマホの詐欺に会い、当時たまたま目についた司法書士さんの事務所に助けを求めたそうです。
そこでご縁となった先生が良い方で学生だった主人には費用を請求せず対応してくれて、「費用は出世払いで良いから」と言われたそうです。
その後、学校を卒業し就職しましたが、その事が気になっていたようです。
しかし、遠方の大学へ通っていた事もありお世話になっていた先生にはお礼が言えていない状況でした。そのことをふと、義母が思い出してくれました。

 

ですが、主人は、既に名前も場所も忘れていましたが、私も、力になりたいと思い、主人が住んでいた大学時代の寮近くの司法書士事務所を検索すると3件の候補が見つかりました。

そこで、義母が順番に電話をしてくれました。

一件目は通話中
ニ件目はつながったものの、彼のデータがないとのことでおそらく違うだろうとのこと
そして再度一件目の所へ義母が電話をする中、どうやらそこの先生が心当たりがあるとの事でした。その時に、本人である主人が偶然にも、仕事から帰ってきて、電話を代わり主人がお世話になった先生に感謝を伝えることが出来ました。

 

とても感動的な場面に立ち会え、主人の表情をみて私も嬉しくなりました。その後、主人は何となくスッキリしたような雰囲気でした。何年も気掛かりだったのだと思います。

先生には家族で謝罪と感謝を伝えに出向きたいと考えています。

偶然かもしれませんが、仏さまを感じずにはいられない出来事でした。

 

司法書士さんが真摯に対応してくださったおかげさまで、主人が会社を経営出来て、結婚もさせていただけたのか思うと感謝でいっぱいです。

 

どんな食べ方をしますか??

DATE:2023年7月3日

見守る

私は、保育園でパートの仕事をしています。

乳児のクラスにお手伝いに入ることが多く、毎日可愛い子ども達に癒やされています。

 

ある日、乳児室からテラスの階段を、ハイハイで頭から降りて園庭に出ようとする子どもがいたので、傍について足から降りるよう誘導していた私の姿を見た先輩の先生が、
「失敗をしないようにするより、落ちた時に怪我をしないように見守るといいよ。小さい子どもも、何度も失敗して、こうしたらいいんかなって自分で考えるようになるからね」と、優しくアドバイスして下さいました。

 

あぁ〜そうか…!私は失敗したくないという思いから、相手に対してもそれを求めていたのかもしれない…
職場でも、我が子にも失敗させて痛い思いや、悲しい思いをさせたくない…と、先回りして失敗しない方法を教えようとしていたんだなぁ…。

 

それは、一見、良いことのようでも
、場合によっては失敗を経験し、これでは駄目なんだなと自分で気づいて、そこからどうやったら上手くいくか自分で考えたり、成長する機会を奪っていたんだなぁということに気付かせて頂きました。

 

まずは、私自身が、失敗から学ばせていただこう!と思えるように、気持ちを切り替えていきたいと思います。

月下美人のお花です✴️

DATE:2023年5月28日
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