息子がこの春、中学校を卒業しました。
振り返ると、中学1年生の時から、頭痛や吐き気に襲われ一時は入院という言葉がちらつくほど、体が弱ってしまっていました。「何でこんなことになったんだろう?息子が、何をしたっていうの?」という気持ちで、心が苦しくて苦しくてたまりませんでした。
半年が過ぎた頃、少しずつ体調が戻ましたが、学校には行けずフリースクールへ通うことになりました。
起立性調整障害で、朝起きることがつらく、午前中は、なかなか動く事ができませんでした。それで昼前になっても、諦めることもなくフリースクールに通い遅れてしまった勉強を頑張ったのでした。
当時は、私は仕事をしながら、義理の父が大病を患っていて、義父の病院への送り迎えと全然余裕がありませんでした。時間通りに動けないことにいらだち、あたってしまい自分を責めたこともありました。
そんなとき、息子が「そばにいてほしい。」と言葉にしてくれたのをきっかけに、夫と相談し、仕事を辞めてそばにいることにしました。
フリースクールでは、新しく入ってきた友達が困っていたり、友達が緊張して動けなくなっていると、優しく声をかけ、寄り添っている様子を先生から聞かせてもらい、自分ができることをしっかり発揮できていること知り、とても安心し嬉しくなりました。
色々ありましたが、無事に高校にも合格しました。息子のおかげで家族が一つになれたと思います。
何より、たくさんの方に関わって頂き助けていただいたこと、サンガのみなさんに話を聞いていただいて、心を楽にしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。私一人ではどうすることも出来ませんでした。
私は、こうあるべきだとか、こうしないといけないと思ってしまいます。知らず知らず、息子がSOSを出していたのに、気持ちをおしつけてしまい、心を傷つけていました。
法座で相談すると
「人は変えようとしてもかわらない、。自分がワカルと相手がカワル。自分が変わることで、相手がカワル。相手の姿は自分の鏡。」と教えてくれて頂きました。ありのままを受け入れる事が出来るように、息子と向き合いました。頭でわかっているつもりですが、なかなかできず、苦しかったです。でも、少しずつ息子の現状を受け入れることが出来るようになりました。すると、自分の気持ちも楽になるのがわかりました。
これからの新生活、楽しんでほしいです😊