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お知らせ
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新年明けて

新年を迎え、私は夫と子供3人と私の実家の福井県へ元旦に帰省することにしました。

 

昼過ぎに出発し、福井に入りしばらくすると、携帯から「地震です!」と、あまり聞かない大きな音がなりました。

車の移動中であまり気づきませんでしたが、義母から電話が入り、結構揺れたようでした。

自宅に引き返そうか悩みましたが、もうすぐ着く距離だったことと、日が暮れそうだったので、夫と相談し、そのまま実家に向かうことにしました。

 

実家から5km先では、道路が陥没したりと大変な状態になっていました。

奇跡的に実家周辺は何ごともなく、姉や妹、弟家族みんなで集ることができました。妹は、妊娠中で臨月を迎えていたため、いつ産気づくか心配になりました。

 

私は昔、七尾市に住んでいたことがあり、輪島市にも知り合いがいるので、20年ぶりくらいに連絡をしました。

 

ですが、つながらず…被災された方に何も出来ず、もどかしい気持ちでいっぱいになりました。ニュースで、被災地の情報を目にし、失踪感に襲われました。

慌ただしい中、余震も続き、その日は落ち着きませんでした。

 

2日の朝、妹が「いつもよりお腹の張りが強い。」といい、出産の兆しが感じられました。

 

私も、そんな時あったな。と懐かしさと赤ちゃんにもうすぐ会えるという嬉しい気持ちと、また大きな地震が起こらないか心配な気持ちとで複雑でした。お昼には、お腹の張りも落ち着いてホッと安心しました。

 

3日になり、七尾市の知り合いからメールがあり、「うちは大丈夫!心配してくれてありがとう!」と返事がありました。とても嬉しかったです。返事を送るのに言葉が見つからず、「無事で良かった。早く安心できる環境になることを祈ります。」と送りました。

妹は、軽い陣痛が起こったり、おさまったり。旦那さんも、みんなも揃っていたので安心して自宅へ帰宅しました。

 

4日の朝、知らない電話番号から電話があり、出てみると輪島の友達からでした!20年ぶりに声を聞いて、その頃を思い出し、心が熱くなりました。「ラインきてて、心配してくれているだろうから連絡した。ありがとう。家は倒壊したけど、家族全員無事だよ。」と話してくれました。今まで連絡するのは年賀ハガキでのやりとりだけでしたが、友達とのつながれたのが嬉しく思いました。今後も何か、私なりに出来ることを見つけたいと思いました。

 

夕方には、妹が出産し、母子ともに健康です。幼かった妹が母になり不思議な感じです。

 

新年あけてから、心動かされる1年になりました。当たり前に朝起きて過ごしている毎日に、感謝の気持でいっぱいになりました。命の大切さ、みんなに支えられているという恵みを日々、感じていけたらと思います。そして、自ら行動を起こせるようになりたいと思います。

被災地の1日でも早くの復興されるのを願っています。

DATE:2024年01月14日
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