お手取りに行くと、そこの奥さんが
「今日は私が体調不良なので13時には主人に帰ってくるように言っていたのに、消防の訓練の後、そのまま飲み会に出かけてまだ帰ってきていない。」
その時、時刻は16時になっていました。
それを聞いて私は、
奥さんが怖くて帰ってこないのかな?
お酒が好きなご主人だし欲に負けて帰ってこれないのかな?
などと考えていましたが、
先日、私が高熱を出して寝込んだ時に旦那さんが一生懸命看病してくれたことを思い出しました。
食欲がない私にゼリーを買ってきたり、飲み物を枕元に持ってきてくれて、食欲が出てくるとおかゆを作ってくれました。
感謝しているつもりでしたが、感謝の言葉を伝えていなかったとそのお手取りでの縁で感じさせてもらいました。
しかし、その夜飲みすぎて帰ってきた旦那さんは気分が悪くトイレで戻したりしていましたが、優しい言葉かけをするでもなく、調子に乗って飲みすぎるからと相手を責める私でした。
高熱をだしたときには、心配して思いをかけてくれた相手に対して、それをお返しするわけでもなく、心配もしない冷たい私だなと気づかせてもらいました。
これも婦人部法座でお手取りの話をすることで、自分を見つめるきっかけとなりました。
自宅に帰ってから、旦那に体調不良の時に看病してもらった感謝と、飲みすぎて帰ってきて具合が悪いあなたに対して冷たい対応をしたことを謝罪しました。
旦那さんは話を聞きながら笑ってくれていました。
自分勝手な私ですが、サンガのおかげさまで自分の間違いに気づき反省する機会を頂いています。そんな私を受け止めてくれる素敵な旦那さんであることを時々忘れつつ、思い出させてもらいながら今後も自分の心を見つめていきます。