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お知らせ
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子どもの成長

夏休み、実家に里帰りした時、姉の娘Kちゃんがわが家に泊まりに来ることになりました。
夫からは、「おっちゃんの家のルールに従って過ごすことが条件な。」といい、Kちゃんと、うちの子供たちと一緒に、中3の長男、中1の長女、小1の次男で、皆でお泊り中のルールを考えました。
早寝早起きをして、必ず運動や散歩をすることを決め、過ごすことになりました。

 

夫が、「どこにも連れて行かないのもかわいそうだから、休みの日にでかけようか!」
「明日の朝までに、行きたいところがあったら言ってな!じゃないとお出かけできないぞ!」と子供達に伝えていました。

 

翌朝、夫が「どうする?」と子供達に声をかけても反応がなく要求もないので、夫が「涼しくて運動できるボーリングへ行こう。」といいました。
うちの子供達は「うん!」といいましたが、Kちゃんは返事はなく。。。
出かけたら、気分が変わるだろうと思い、みんなで出かけました。

 

ボーリングに到着後、車から降りていると、Kちゃんが私のところへきて、「動きたくない…」といいます。
「しんどいの?」と私が聞くと首を振ります。夫と目を合わせながら「見てて、やりたくなったらしようか?」とKちゃんに声をかけますが、動かず。夫が「何かあった?」と声をかけてくれたので、「動きたくないみたい。しんどい訳ではないみたいやけど」と私が答えました。

すると、夫が「ほな帰ろう。」と言って帰りに買い物だけすることになりました。
夫は車の中で、「時には、皆に合わせることも大事やで。」とKちゃんに伝えていました。

 

スーパーに着き、私と夫と次男の3人で買物をしていると、長男が私のもとへやってきました。私が「どうした?」と聞くと、「さっきはごめん。お父ちゃんがせっかく考えてくれていたのに。」と謝ってきました。
「謝らなくて大丈夫だよ!」というと「僕は許せなくて。お父ちゃんが行きたいとこあるなら言ってなって言ってくれてたのに、僕らが言ってなくて。だからボーリング行こうって考えてくれたのに、あの態度はないよな!と今、車の中で注意してきた。」と言います。
その言葉を聞いて、私はすごく嬉しく思いました。人の気持ちを大切にできる、感謝の気持ちを大切にできる子に育ってくれたなと心がポカポカしました。長女を見ると、Kちゃんをなぐさめてくれていました。

 

なかなか学校に行けていないわが家の子供達だけど、そんな中だからこそ、優しい心を育むことができているのかなと思えました。

 

その後、Kちゃんは「せっかく連れて行ってくれたのに、あんなこと言ってごめんなさい。」としっかり謝まってくれました。「わかってくれたならいいよ!謝ってくれてありがとう。」と夫が伝え、和解することがてきました。

 

私は、心の奥で、子育てを間違ってしまったのかな?と自信が無くなっていた私ですが、Kちゃんのおかげで、「大丈夫!」と自信を持つことが出来ました。

 

DATE:2023年09月25日
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