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息子に寄り添う

私には、中1の息子、小学5年の娘、年中の息子がいます。

 

中1の息子は、去年の夏休み前、眠れない日が続いたり、頭痛を訴えるようになりました。夏休みに入ると、体調不良も落ち着き、安心していたのですが・・・。

新学期が始まると、再び頭痛の回数が増し、学校へ行けない日が続きました。

 

心配になり、かかりつけのお医者様から頭痛専門外来の先生を紹介してもらい、診察の結果、起立性調節障害と診断されました。
完治まで長く続いたり、短期間でスッキリする場合も・・・と。
病名がはっきりしたという安心感はありましたが、これと言った治療法がないようで、これからどれくらい続くのかわからない不安感が押し寄せてきて、落ち込む私でした。

 

息子に、「何か学校であったの?」と聞きますが、「何もない無い」と答えます。「学校へ行きたくない?」と聞くと、「行きたいのに体が動かへんのや…。」とうつむいてしまいます。
心と体が反対の動きをするってことは、すごくストレスだろうなと思い、夫と話し合い、息子に寄り添うことに決めた私は、仕事を1月初めにやっと辞めることができました。

 

これで、息子に寄り添える!!と意気込みましたが、何ができるわけでもなく、時間だけが過ぎていきます。声をかけても動きもなく、夜になると元気な息子をみていると、だらけているだけなのか?とイライラしている私と夫。

 

「前向きに考えて、動いていかな!」と息子に声をかける始末・・・。

全然息子に寄り添えていませんでした。

数日後、婦人部の法座に参加することになり、息子のことを相談しました。教会長さんから、「あなたは、息子さんにどんなふうに声かけしているの?」と質問があり、「何で学校へ行けないんだろう?」「何が原因なんだろう。」と話したことを答えました。すると、教会長さんは「何で学校へ行きたいのか?」と声かけしてみては?と教えて下さいました。私は、ハッとしました。本人自身もわからなくて苦しんでいることを、当たり前のように聞いていました…そんななか、息子は私の質問にどうにか答えをと考えてくれていたのです。あーごめんね。と凄く胸が苦しくなりました。

「旦那さんと相談しているの?」と教会長さんが、聞いてくださり「相談しています。夫は、息子のことが心配で、泣いてくれるんです。」と私は答えました。「旦那さんには、どんな声掛けを?」「夫も悩んでくれているので、励ますようなことを言っていました。」教会長さんは「一緒に泣いたらいいのよ」と教えて下さいました。一緒に参加していた仲間からは「自分だけを責めないほうがいいよ。」と言葉をかけてもらいました。悩んでくれている夫に対して、私がしっかりしなければという思いから励ましていました。一緒に悲しむことは頭にありませんでした。言葉を頂き、心が少し軽くなりました。

またやってしまった…と反省の繰り返しですが、息子と一緒に一歩ずつ歩んでいきます👣

✨うさぎのベビードール✨作:婦人部さん

DATE:2022年02月06日
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