今日の朝の法座では、Bさんのお孫さんの問題でした。
最近、お孫さんが問題行動をするようになって、親である娘が「私はこんなに一生懸命育ててきたのに!私の気持ちなんか、全然わかっていない!」とその時の状況を話してくれたそうです。そして、Bさんはその娘を一生懸命、慰めたとのこと。
それを聞いていた教会長さんは、「ところで、あなたと娘さんは、日頃、その孫さんの心に本当に寄り添えているの? お孫さんの気持ちがどうだったとか、あなたの話の中に全然出てこないんだけど?」
「いや、そう考えてみると、一方的なことが多いような気がします。。」
「そうだよね。それでね、その孫さんは、これまでに随分とお二人の心に合わせてきたんじゃない。そして、もう嫌だって!…。今もそのサインをいっぱい出していることが見えませんか?」
「はい、その通りでした。孫は小さい時から私たちの言う通りのまま、本当に頑張っていました。。。」
そして、Bさんはしばらく心を見つめて、「アッ、やっとわかりました。孫の方が私たちに合わせてくれていた優しい心に気づいていなかったです。まずは私からでした!。」と言って顔が明るく変わりました。
法座後、Bさんは、いつも相手の仏性を拝んでいく、新たな気づきが見えたようです。
今後、またどう変化していくか楽しみですね。