朝の法座で、あるお店で働くAさんが悩みを話してくれました。
「上司の指示で、いつも私だけ重い石を持たされたり、汚いところを掃除させられたりします。でも最近入った新人さんには、どんどん良い仕事ばかり。私は、とても不安です。」と。
それを聞いた教会長さんは「でも、そのキツイ仕事は新人さんには頼みづらいよね。でも、あなたなら安心して頼める。その新人さんより、あなたの方が信頼されているんじゃないの⁉」
するとAさんが「確かに給与も優遇するからと言ってくれました。」と。
「そうでしょう。だから不安でなく、安心の方だよ。どんな仕事内容でも素直に『はい、そうですね』と広い心で受けとめられたら、それはみんな縁起観だから、仏さまから見て良い仕事になるよ。」と教会長さんから教えてくれました。
その話のやり取りの最後に、Aさんは「今年は、広い心が持てるように頑張ります!」と笑顔になりました。良かったですね。
家の近くに住むおじいちゃん(旦那の父)は、毎日、私の家に来て小学生の子どもをバス停まで送ってくれて、その後、私の家でコーヒーを飲むことが日課です。私には、まだ家に2歳半の子もいるので助かっています。
でも、おじいちゃんはすぐに帰らず、ずっと私の家にいて、長いときにはお昼ごろまでいて。。その間、外出もできず、感謝の気持ちから、だんだんと「少し控えてほしいなぁ」と。でも、そんなことは、とても言えません。
そこで、教会で相談させてもらうと、「よっぽどあなたの家が居心地良いんやねぇ。あなたともよい関係で良いことやん。」と言って、微笑んでくれました。
それを聞いて「そんなこと、考えたことなかったな…居心地が良いのかぁ」。そう思うと、自分の気持ちが少しずつ収まってきました。
私の見方を変えるだけで、こんなに気持ちが楽になるんですね。 おかげさまで、今日もおじいちゃんとなかよく一緒にコーヒーを飲んでいます。(*^_^*)
Aさんは、いつもお母さんと家の中でギクシャクしています。今日の法座の前に「自分の都合より相手の心に合わせること」を学び、実践した様子。でも、今日は少し疲れ気味の表情です。
(Aさん)「やっぱり、家の中でお母さんに合わせることは、しんどいです。楽になりたいです。」
(支部長)「そう、じゃあ、昔みたいに自分勝手に怒って爆発したい?」
(Aさん)「それは嫌です。お母さんを悲しませるから…。」
(支部長)「そうよね。それって心の筋肉痛!!。だって、今まで使ってこなかった、相手を思う心を使っているからね。今、あなたが大きく成長している証だよ~!」
「心の筋肉痛」⁉ その瞬間、Aさんの顔がパッと明るくなりました。なるほど~ 私も…か⁉。(笑)
共育部の法座で、あるママさんが「うちの息子は、クラスのAくんのわがままな行動に振り回され、先生もきちんと指導してくれない、学級崩壊も…」と、今まで我慢していた思いが溢れ出ました。
教会長さんより「学校は勉強をする場。でも、人間関係を学ぶ場でもありますよ。息子さんが将来、多くの方と良い関係を築くためのAさんだったとしたら?」と話が続きます。
そんな中、ママさんは「それでも息子は、Aくんと仲良くしたいと思ってるんです。」と。学校の環境やAさんにとらわれず、息子の努力する優しい心に気づく話に変わりました。すると教会長さんは「その見方が、息子さんの(友達に対する)見方になるのでは?」と。すべての親の気づきが子どもの見方を変えるチャンスになることを学びました。
その後、そのママさんは「私次第ですね。頑張ります!」と宣言しました。みんなで拍手! ガンバレ~‼
ある方がお寺の位牌堂に行った時の話をしてくれました。なんと、その位牌堂がホコリまみれ!! 「もうちゃんと、きれいにしてよ!」と怒りの心が込みあがってきたそうです。
でも、「どんな縁からも学ぶ」と教えてもらっています。この縁で気づくのは、毎日自宅のご宝前を掃除して、尊いものに感謝できる私の心でした。
広い心で見ると、そのお寺さんから支えてもらっていることもたくさんあるし、ある一点だけを見て相手を責める私の気持ちがありました。
教会長さんからは「どんな縁も自分の宝ものを見つけるきっかけになります。それによって豊かな人生を歩めますよ。」と教えてもらいました。
その後、その位牌堂もキレイになったようです。