今日の朝の法座では、Bさんのお孫さんの問題でした。
最近、お孫さんが問題行動をするようになって、親である娘が「私はこんなに一生懸命育ててきたのに!私の気持ちなんか、全然わかっていない!」とその時の状況を話してくれたそうです。そして、Bさんはその娘を一生懸命、慰めたとのこと。
それを聞いていた教会長さんは、「ところで、あなたと娘さんは、日頃、その孫さんの心に本当に寄り添えているの? お孫さんの気持ちがどうだったとか、あなたの話の中に全然出てこないんだけど?」
「いや、そう考えてみると、一方的なことが多いような気がします。。」
「そうだよね。それでね、その孫さんは、これまでに随分とお二人の心に合わせてきたんじゃない。そして、もう嫌だって!…。今もそのサインをいっぱい出していることが見えませんか?」
「はい、その通りでした。孫は小さい時から私たちの言う通りのまま、本当に頑張っていました。。。」
そして、Bさんはしばらく心を見つめて、「アッ、やっとわかりました。孫の方が私たちに合わせてくれていた優しい心に気づいていなかったです。まずは私からでした!。」と言って顔が明るく変わりました。
法座後、Bさんは、いつも相手の仏性を拝んでいく、新たな気づきが見えたようです。
今後、またどう変化していくか楽しみですね。
今日の法座で「部屋で大事なものをなくしてしまいました。どうしたら、良いでしょうか?」と、Bさんが話されました。
教会長さんからは「モノがなくなる時って、たいてい心が荒れている時に起きませんか? これって今の心の状態を見せてもらっている表れ。ところで、今、あなたの家は散らかっていますよね。」
Bさん「はっ、はい。」
教会長さん「家の中がキレイになる方法は、一つやったら、それを片づけまでして、次のやりたいことに移る。大事なのはものごとを二つ、三つ同時にしないのがコツ。これは遅いようだけど、実はものごとを早く済ませ、家の中がどんどんキレイになる方法ですよ。」と話をしてくれました。
Bさんは、家の中で整理整頓が出来てない自分を振り返り、中途半端で終わってることもあるな~と思い返されていました。
私も、物を出してすぐに片付けるのが苦手。
机の上に、いろいろたまっていきます。要らない書類も、捨てられないんです(汗)。
同僚は、どうしたらこの山からすぐに必要な書類が出てくるの?と、不思議がっていました。私も本心は、スッキリした環境で過ごしたいんですよ。まず断捨離かなぁ~…
教会では、ご主人さんに尽くす大切さを学び、よく「ご主人を立てるのよ」と皆さんから言ってくれます。
するとCさんは「でも、主人を立てると、相手が図に乗るんじゃないかと思っているんですが…」と法座で話されました。
「どうしてそう思うんですか?」と聞き返す法座主さん。Cさんは「主人は、それに調子に乗ってしまって、それが当たり前になるんじゃないかと思って。。」と。
すると、法座主さんは、「あなたは、今までご主人さんを図に乗せるまで尽くしたことがありますか?」、Cさん「いや、ありませんわ~!」。
法座主さん「人間、自分にトコトンまで尽くされたら感謝の喜びがふつふつと湧いてくるものです。縁起の法則からも、相手に喜びを与えたら、それと反対に喜びを与えてもらえる私になりますよ。」と教えてくれました。
それを聞いたCさんをはじめ、周りにいた私達もハッとしました。なぜなら今まで主人に尽くし切れていない自分が見えてきたからです。
私自身も振り返ると、主人をちょっと図に乗せて中途半端にやめていたな~と反省です。
最後にみんなで「今日は、思いっきり、ご主人を図に乗せて、喜ばせる実践をしてみましょう!」と意気込んで、一緒に帰りました。
でも、帰る途中、う~ん、やっぱり…出来るかな!?と。。グラつく私。
でも、やっぱり頑張ろうっと!!!
「ありがとう」と相手に伝えても、その時に相手が笑顔にならなけば、その言葉は一方的になります。言葉に心がなければ、形だけになってしまうんですね。
そんな法座での教会長さんの言葉に、Kさんは昨日の事を思い出しました。
ご主人に「おかえり~ご飯できてるよ。」と伝えると、ご主人は「今から、また出ないといけないんや!」と急いでる様子。
Kさんは家族そろっての食事を大切にしています。もう一度、ご主人に「夕飯は食べるんやろ?」と聞くと、ますます不機嫌な顔になりました。
Kさんは、法座の最後に「昨日、私は家族と一緒にご飯を食べたい心を優先して、主人の忙しくしている心に寄り添えていませんでした。今日帰ったら、心を込めて『おかえり、お仕事お疲れさまでした。』と伝えます。」と決めて帰りました。
その夜、Kさんが早速実践すると、ご主人は少し驚いていたけど、とっても嬉しそうな笑顔。それから、いつもとは違う会話までできました。夜中には、寝ているKさんにご主人がそっとタオルケットをかけてくれて・・・。Kさんはそれに気が付いたけど、寝たふりをしたそうです(*^^*)
私の方から心を大切にする言葉を使っていくと、相手が変わっていく心地よいひと時でした。
子どもが自立するには、親が先へ先へと先回りをして、やってあげてはいけないんですね。
Aさんは、働く息子さんのお昼のお弁当を、毎日かかさず作ってあげています。でも、息子さんの休みは不定休で、いつも休みの日を私に教えてくれず、「なぜ、私に教えてくれないんだろう?」とずっと悩んでいました。
法座主さんから「息子さんから親であるAさんを見たら、お弁当がいるか、いらないかは、言う必要がないんでしょうねぇ。」と。続けて、「きっと息子さんは、この先も言う必要がないから言わないよ。これからも息子さんの先々を見越して手伝ってあげてね⁈。でも、それが本当に自立させることになる? 」
Aさんは「そうでした。私は、毎朝、お弁当を準備し、ほかの事でも、息子が困らないように、ずっとアレコレやってきました。息子が自立するようにと、してきたつもりが…実は反対のことをやってあげていたんですね。」と気が付かれました。
お話を聞かせてもらっていた私も、良かれと思って子どもにしている事は、自立につながってたのかな。。ハタと考え直すきっかけになりました。