3月1日、教会に素敵なお客様がやってこられました。ネパール出身で大阪在住のラジャさんです。
ラジャさんの活動は、”ディスカバリー ユアセルフ 自分を知る”をコンセプトに様々な心の解決を目指されています。今回は「受けとめる力」というテーマで講演をしてくださいました。
この講演会で、私は遠い国で起きた問題がとても身近に感じました。マーシャル諸島で被ばくし、ふるさとを離れることになった辛い思い、ネパールでの大きな地震で経験した怖い思い… 場所は違えども、そこで暮らす人たちの気持ちと一緒になれたような思いでした。
また、ラジャさんの講義を受けたネパールの子ども達のキラキラした笑顔の写真が印象的でした。そしてお話の中で「起きたことは仕方のないこと。恨まず、逃げず、言い訳せず向き合う。ありのままを受けとめていく。この強さがあれば、すべてがポジティブに働いていく。」など、 たくさんのメッセージをいただきました。
仏教は、まず今の自分の苦を明らかにし、逃げ隠れしないで、ありのままを受けとめていくことを説かれています。しっかりと自分の心と向き合う時間を作り、周りの人にも幸せを届けられるようになりたいと思いました。
11月11日(日)は、お当番の日です。
支部長さんから「13時のご宝前のお役をやってくれませんか?」と、子供たちに声をかけて下さいました。子ども達は初めてなのに嬉しそうな表情です。そして「いつ、練習する?」とヤル気まんまんです。
あるAちゃんは「お役ってなんだろう?」と思い、法座で質問しました。
すると支部長さんから「お母さんから言われたことを、ハイと受けることがお役だよ。受けられたことがえらいね。Aちゃんがハイと受けたことで、みんなが喜んでるよ。これからも、みんなが喜ぶことをいっぱいしてね。」と。
それから無事にご宝前のお役が終了。子ども達は、「初めてやったけど、楽しかった」「恥ずかしかった」「頑張れたと思う」との感想です。
今回の体験は子ども達にとって、とても心に残ったようです。家に帰ってからも「もっと練習したいな」「お母さんの言うことを聞くのがお役って聞いたからすぐにやったんだよ」と。子ども達の成長ぶりにビックリ!です。
親子共々に教会で「思いやりの心」を育ててもらっていることに改めて感謝しました。
私には両親二人との思い出がたくさんあります。
その中でも小学校最後の駅伝大会。その前日、クラスでは出場する最後の選手一人が決まりません。親は運動が得意、でも私はそれほどではありません。しかし、クラスメートから「何とか選手に出てほしい」とお願いされ、泣く泣く引き受けることに…。
そんな私の気持ちを察知してか、大会当日、両親は二人揃って応援に来てくれました。ドキドキしながら、「よーい、ドン!」。私が懸命に走っていると、どこからか私の名前を呼ぶ声がします。ふと振り向くと、そこには私の横について走る父の姿。「こうやって、手を大きく振って!!足、あげて!」父は 必死に応援しながら私と一緒に走ってくれています。さらにその後ろには、懸命に追っかける母の姿も…。ワ〜ッ‼︎ 恥ずかしい。。
でも、振り返れば、大きな愛情をもって、いつも私を応援してくれている両親の二人の姿。今、幸せを感じる温かい思い出です。