ある日のエピソードです。
6歳の長女が、夕飯のおかずを食卓まで運ぶお手伝いをしてくれていました。
鼻歌を歌いながらルンルン♪で、お手伝いをしてくれていたのですが、小走りでおかずを運んでいて…勢い余って棚にぶつかり、運んでいたおかずをばらまいてしまいました。
すぐに「しまった‼」と思ったようで、「ごめんなさい…」と、落ち込みながら謝る長女…。
私は、散乱したおかずを集め、後片付けをしているほんの僅かな時間の間に、苛々する気持ちがわいてきて、表情もこわばっている自分に気付きました。
でも、このまま苛々を長女にぶつけても、そんな自分自身にまた腹が立つだろうなと思いました。
「わざとじゃないし…お手伝いを頑張ってくれていたんだし…落ち着け…落ち着け」と心の中で自分に何度も言い聞かせていました。
落ち込みながらも、片付けを手伝ってくれている長女に「失敗しても大丈夫!次から気を付けたら良いんだよ」と声を掛けることができました。
その日はショックからか「今日はもうお手伝いはやめとく」と、長女は言っていましたが、翌日にはエプロンを着けて「お手伝いする~♪」と笑顔で来てくれました。
自分にとって不都合なことは、受け入れられる日もあれば、苛々が抑えられない日もあります。けれど、相手のことを思って関われた日は、相手の心も、私の心も喜ぶんだなぁと成長した私に拍手してあげたいです。
心のゆとりって大事だなぁ~