朝の法座で、ある婦人のA さんが職場の話をしてくれました。
自分の担当する職場で、上司が不在になると、怠ける人たちが出てくるそうです。そんな人たちを見ていると、頑張っている自分がアホらしくなってくると。そこで、「こんな自分をどう思われますか?私は、いつも自分に自信が持てません。」と自分の悩みを話されました。
教会長さんは「周りに怠ける人がいても、努力しているあなたは素晴らしい! 大切なのは、周りの環境でなく、あなた自身が与えられた仕事にどう向き合っているか。…」と。
そして、続けて「仏教では縁起観という見方があって、いつも目の前の出会いを大切にすること。自分が良き縁になろうと努力することです。だから、周りに振り回されず、自分の与えれたものに集中して喜びを感じていくことが幸せになれる真因をつくることですね。」
「でも、その時は、一見、損をしているように思うかも。。でもね、最後は、きっと周りにとって必要とされる『あなた』になれますよ。なぜなら、そんな人、良識ある人は、あなたをほっとけないからね。」
「そんなことがわかってくると、大丈夫! あなたはきっと自分にも自信が持てるようになれます。頑張ってね。」と最後に話してくれました。
すると、Aさんは「わかりました、頑張ってみます。」と笑顔になってくれました。