「ありがとう」と相手に伝えても、その時に相手が笑顔にならなけば、その言葉は一方的になります。言葉に心がなければ、形だけになってしまうんですね。
そんな法座での教会長さんの言葉に、Kさんは昨日の事を思い出しました。
ご主人に「おかえり~ご飯できてるよ。」と伝えると、ご主人は「今から、また出ないといけないんや!」と急いでる様子。
Kさんは家族そろっての食事を大切にしています。もう一度、ご主人に「夕飯は食べるんやろ?」と聞くと、ますます不機嫌な顔になりました。
Kさんは、法座の最後に「昨日、私は家族と一緒にご飯を食べたい心を優先して、主人の忙しくしている心に寄り添えていませんでした。今日帰ったら、心を込めて『おかえり、お仕事お疲れさまでした。』と伝えます。」と決めて帰りました。
その夜、Kさんが早速実践すると、ご主人は少し驚いていたけど、とっても嬉しそうな笑顔。それから、いつもとは違う会話までできました。夜中には、寝ているKさんにご主人がそっとタオルケットをかけてくれて・・・。Kさんはそれに気が付いたけど、寝たふりをしたそうです(*^^*)
私の方から心を大切にする言葉を使っていくと、相手が変わっていく心地よいひと時でした。