見方を変えれば、目の前がパーッと明るくなるんですね。
Kさんは小学生の息子さんの下校を見守っています。毎日、途中から一緒に歩いています。ある日、あと家まで少し、というところで雨がふってきました。
すると、見慣れた車が横に。一緒に下校してる上級生のおじいちゃんです。
「濡れるから、子どもら、車に乗ってきな~!」
息子さんは、あっという間に乗り込み「バイバーイ!」笑顔で帰ってしまいました。
残されたKさんは、傘をさして1人帰りました。悲しいやら、悔しいやら、怒る気持ちやら。いろんな感情がわいてきます。
たまたま家に来た会員さんに、この出来事を話しました。すると「あなたは何に怒っているの?」と聞かれました。Kさんは、それまでのおじいちゃんの強引な態度、イヤな思い、積もってた話をしました。
でもその夜、Kさんは、ふと「あ…おじいちゃんは息子の事を思って、乗せてくれたんだ。。」と気がつきました。それをきっかけに、今までしてもらった恩を、どんどん思い出してきました。「今はもう感謝の気持ちなんです!」Kさんは明るい笑顔で言われました。