子どもが自立するには、親が先へ先へと先回りをして、やってあげてはいけないんですね。
Aさんは、働く息子さんのお昼のお弁当を、毎日かかさず作ってあげています。でも、息子さんの休みは不定休で、いつも休みの日を私に教えてくれず、「なぜ、私に教えてくれないんだろう?」とずっと悩んでいました。
法座主さんから「息子さんから親であるAさんを見たら、お弁当がいるか、いらないかは、言う必要がないんでしょうねぇ。」と。続けて、「きっと息子さんは、この先も言う必要がないから言わないよ。これからも息子さんの先々を見越して手伝ってあげてね⁈。でも、それが本当に自立させることになる? 」
Aさんは「そうでした。私は、毎朝、お弁当を準備し、ほかの事でも、息子が困らないように、ずっとアレコレやってきました。息子が自立するようにと、してきたつもりが…実は反対のことをやってあげていたんですね。」と気が付かれました。
お話を聞かせてもらっていた私も、良かれと思って子どもにしている事は、自立につながってたのかな。。ハタと考え直すきっかけになりました。