4月22日(月)に福知山教会で家庭教育を開催し、子育て真っ最中の若いお母さん方が集まりました。講義内容は、小学校低学年の特徴や接し方についてで、たくさんの学びがありました。
そこで、小学生の息子をもつ母親のAさんが、最近あった出来事について語ってくれました。
ある日、自宅でおばあちゃんから息子に「〇〇君と、あまり遊ばないほうがいい!」と言っているのをAさんが目撃します。もうビックリです。私は、いろんなお友達と遊んだほうが良いと思っているのに。。だから、思わず「そんなこと、言わないでよ!」とおばあちゃんに言い返しました。
でも、息子はそのおばあちゃんのことも否定せず、お母さんの言っている気持ちもわかって、後でコッソリ、「ぼくは、〇〇君とは(これからも)遊ぶよ~」と言ってくれたそうです。
さて、その出来事を通して、そのお母さんはどんな学びになったでのしょうか?
みんなで法座をしました。
そこで皆さんで気づけたことは、「あのお友達と遊ぶな」と言われるおばあちゃんの気持ちも受け入れていたこと、そしてお母さんの気持ちもわかって察して上げられていたことでした。親が気がつかないうちに、とてもやさしい息子さんに成長していたんですね。
わが子が成長すればするほど、たくさんの出会いがあります。それにともない、残念ですが母親の目からも子どもは離れていきます。
わが子どもが大人になるまで、仏さまの縁起観を通して「人と人の間で大事にするもの」を語り合っていくことも、改めて母親としての大切な役割があることを学びました。