今は受験シーズン。そろそろ合否が出始めているようです。
今日の法座はそんな受験生をもつお母さんの話です。
私は息子の合否がわかる通知がなかなか来ないので、ずっと待っていました。ところがある時、仕事から帰宅するとポストに一通の封書を見つけました。私はすぐにその通知だとわかり、はやる気持ちがあって…つい封を開けてしまったんです。すると結果は見事合格!私は嬉しくて嬉しくて、息子に「おめでとう!受かってるで!!」と言って、その通知を持って行きました。
すると息子は「えっ、何のこと?」とキョトンとして、しばらくして出た言葉は「嬉しさも半減やわ…」と悲しげな顔。私は、親が勝手に合格通知の封を開けてしまったことに気づき、すぐに「私、失敗した。ごめんなさい。」と謝ったとのこと。
それを聞いていた支部長さんは、『そのことで、その息子さんにその場で謝ったら、それで「終わり」じゃないよ。大切なのは、自分はいつも自己中心で動いていることを自覚することですよ。』と教えてもらいました。
相手に「良かれ」と思って動いても、それがいつも相手にふさわしい良き縁になっているとは限りません。相手の顔をよくうかがって、自分をもっと客観視していかなければなりませんね!
これも人生の勉強です。