4月21日(日)はるばる福知山教会へ初代教会長の浜渦顧問さんにお越し下さいました。教会では大法座、まとい行進披露、食事会とあり、110名貴以上のご参拝を頂き、皆さんで貴重な時間を過ごすことができて感謝でした。ありがとうございました。
大法座のお話では、教会が発足した当初は日本一小さい教会と言われていて、その当時の様子や、教会道場の建設時のことを振り返ってお話をして下さいました。私たちは日頃、当たり前のように広い教会を使用させてもらっていますが、たくさんの願い多くの方の支えがあったことに改めて感謝させて頂く機会となりました。
また、お話のなかの一つに「相手は、自分の鏡だと思って接していくと、自分のことがよく分かりますよ。」と教えて頂きました。
あまり、考えてもいないし、そういう見方をしていないなと思いました。自分のことを知っているようで、全然分かっていないところばかりです。これから相手の方から教えて頂こうと思います。
Aさんは、病院通いのためご主人さんを乗せて運転をします。でも、ご主人さんは、Aさんの運転が気になって仕方がありません。イチイチ「ほら!よく見て。」「車が寄ってきたぞ!」と横からバンバン指示をされるとか。
Aさんは、最初は我慢して「ハイ」「ハイ」と聞いていましたが、でも、3回目からは、もう限界。「そんなこと言われなくても、分かってるって!!」と毎回、車の中で病院に着くまで大ケンカです。
その話をAさんが、朝の法座で発表してくれました。
すると、教会長さんが、「ご主人さんの言われたように、その時、その時、そのまますることが、目の前の人に喜びを与える縁じゃないですかね? いつも「そうですね」と言える素直さがあると、自分自身も気持ちがイイ!ですよ」と。。
その話を聞いたAさんは、ご主人さんの細かすぎる悪い性格の方ばかりに捕らわれていて、自分で自分の心を苦しめていたことにハッとされました。苦の原因は、相手の心を受け入れていない私の心にあったんですね。すると、全部自分が原因だなとわかったようです。
その後の話ですが、次の病院行きの時は、車の中でAさんは素直にご主人さんの言葉通りに自分の心が寄り添えたそうです。すると、ご主人さんもスッキリ。私もスッキリ‼︎ 病院まで一度も夫婦ケンカがなかったようです。
こんなこと、今までの中で初めて!!と報告してくれました。良かったですね。
いろんなことが重なったAさんは、「私は、負のスパイラルに入ってしまった…」と落ち込んだ表情でお話しをはじめました。
Aさんは、昨年、交通事故にあいました。車は廃車。それからは、仕事場へ電車で通うことに…。駅から何時間もかけて歩き、やっと出勤です。また、もともとカラダも弱く体力もありません。その上、上司から「辞めろ、とは言わないが、もう一度、仕事を考えてみたらどうですか?」と。
Aさんは、その言葉に反発の心が起きて「絶対、辞めません!」と返事をしたそうです。
その話を聞いた教会長さんは、「その上司の方は、どんな心で言ってくれたんでしょうね?」「仕事を続ける良し悪しではなく、あなたを心配する優しさから言ってくれたのでは?」「まず『自分を心配してくれて、ありがとう』と感謝の気持ちを伝えることが最初ではないですかね?」
それを聞いたAさんはハッと思い出しました。
その上司は、先日も「何か困ったことがあったら、いつでも電話して来いよ。」と言ってくれたとか。また、仕事の帰りには駅まで車で送ってくれたこともあった… と。
Aさんは、やっと今までのことで感謝の気持ちがわいてきたようです。そして、明日から、その上司に感謝して電車に乗って前向に仕事に行きますと決定してくれました。
良かったですね。あなたの人生は負のスパイダルのように見えて、実はいつも心の成長は正のスパイダルになっているかもね!!
今は受験シーズン。そろそろ合否が出始めているようです。
今日の法座はそんな受験生をもつお母さんの話です。
私は息子の合否がわかる通知がなかなか来ないので、ずっと待っていました。ところがある時、仕事から帰宅するとポストに一通の封書を見つけました。私はすぐにその通知だとわかり、はやる気持ちがあって…つい封を開けてしまったんです。すると結果は見事合格!私は嬉しくて嬉しくて、息子に「おめでとう!受かってるで!!」と言って、その通知を持って行きました。
すると息子は「えっ、何のこと?」とキョトンとして、しばらくして出た言葉は「嬉しさも半減やわ…」と悲しげな顔。私は、親が勝手に合格通知の封を開けてしまったことに気づき、すぐに「私、失敗した。ごめんなさい。」と謝ったとのこと。
それを聞いていた支部長さんは、『そのことで、その息子さんにその場で謝ったら、それで「終わり」じゃないよ。大切なのは、自分はいつも自己中心で動いていることを自覚することですよ。』と教えてもらいました。
相手に「良かれ」と思って動いても、それがいつも相手にふさわしい良き縁になっているとは限りません。相手の顔をよくうかがって、自分をもっと客観視していかなければなりませんね!
これも人生の勉強です。
今日の法座では、Aさんが職場の悩みを話してくれました。
Aさんは介護の職場。いつも、ある同僚からグチを聞かされています。それは、利用者さんへの関わり方・職場の人間関係など。Aさんは、どうしたらその方が楽になれるのか…真剣に悩んでいます。
教会長さんからは、「Aさんはその方の愚痴の奥にある『皆さんとつながりたい』という優しさを見つけられているね。あとは相手のこころが優しくなれるような言葉をかけられる私になれたらいいね。」と。そして、みんなで、それはどんな言葉がよいか話し合いました。いろいろな視点が学べて、それもよいひと時でした。
私はいつもグチを言わないように心がけてます。でも、その法座で話を聞くうちに、「私はただ言わないようにしてるだけで、また人からグチを聞きくのも嫌がっているな。」と気づきました。昨日もお義母さんとの電話がグチっぽくなってきて、早々にきりあげてしまって。。
真剣に同僚のグチを聞きながら、その中から相手の優しさまで見ていけるような素晴らしいAさん。私もAさんのように、どんな話にも心から寄り添えるようにしたいものです。