母の友達のAさんは地元の方ですが、遠方に住んでおられ吊るし雛を作成されます。藤の花で有名な地元のお寺に奉納したいと何度も連絡があり、やっと願いが叶ってご主人と一緒に来られました。そこへ母と私にも一緒に来て欲しいと言われました。
久しぶりに出会え、何か手伝おうかと何度尋ねても「いいから!出し方と片付け方を見ておいて!」と、返事をされます。でも、母は提案したり合わせたりしていて、母にしかできないな、母やからAさんの気持ちが分かるんやな。と思いました。
私は母からセッティングのやり方を忘れないようにとカメラマンを頼まれていたので写真を撮っていきました。
Aさんは、コロナが感染拡大する2年前に納めたかった吊るし雛。1つ仕上げるのにも、3年〜5年かかるそうです。それを、わずか3年ほどで5つも仕上げられたその作品は、その方の地元愛が溢れるとても素晴らしい物でした。
私はAさんの情熱的な行動を見て、ビックリしてしまいましたが、Aさんのご主人や、住職、住職の奥さまは、そんなやり取りを見てずっとニコニコしておられました。周りの人が合わせる行動、落ち着いた表情を見ている内に、私も楽しくなっていきました。
知らずしらずに、何があっても1つの事を成し遂げるチームプレイが出来ていたことに気がつきました。教会で色々なお役をさせてもらっているおかげだと思います。それと、Aさんの思いを受け取れる母の姿もすごいと思いました。
あまり母の事が好きではなかった私…。素敵なところを見つけていこうと思います。
今日、10月7日は長男の15回目のお誕生日。朝、家事をしながら、長男が産まれた時のことを思い出していました。
予定日より1週間以上遅れ、促進剤を使っての出産。産声を聞いた時の何とも言えない喜び。何もかもが初めてで、余裕のない育児の始まり。
産まれて3ヶ月頃から、顔や身体に湿疹が出て、痒くて泣きわめき眠れない日々。良いと言われることを試しても、悪化するばかりでどうしていいか分からず、産んだことを後悔したこともありました。
原因が食べ物のアレルギーだと分かったのは、教会で、自分にとって良い方角の病院を見て頂いたことがきっかけでした。
ご法とのご縁を深く繋いでくれ、今があるのは長男のお陰さまです。
当たり前のように一緒に過ごしてきた15年間。後、何年こうやって一緒に居られるんだろう。
受験生とは思えない、能天気でまだまだ幼くおふざけキャラの長男。笑わせてくれるのも明るくしてくれるのも長男。
私、あの子がいることで救われてきたんだなぁ。
ありがとう
そして、お誕生日おめでとう!
学校行事のためお誕生日会は3日後に行いました。
私たち夫婦、3人の子供たち、私の両親とともに今年も賑やかにお祝いが出来たことに感謝です!
先日、息子が三段池で小学生駅伝大会に参加する事になりました。
第一区1.6キロを走ることになり、自主トレーニングを頑張り、自信を持って駅伝大会に参加しました。
始まってみると、レベルの違いに圧倒され、ペースを崩し、とても辛そうでしたが無事に走り終えることができました。
結果は、思うような成績ではありませんでしたが、息子は「ついていけなくて悔しかった」と。私は、みんなが無事に走り、怪我なく終えたことを嬉しく思いました。
月曜日の夕方、頭が痛いと言いましたがいつもの頭痛だと思い、休ませました。
夜、息子は夫に何やら相談しているようで、こっそり話を聞きました。
「ある女子から、一区が遅すぎやったんや!やる気出せよ!みたいにいわれてん…。」と悲しそうに話していました。
夫は「そうやったか。お前は頑張ったんやろ?それやったら気にせんで良いやん。」というと、息子は、「そうなんやけど、何か悔しくて」と、涙ぐんでいました。
「言い返さなかったの?」と夫が聞くと、「走ってみたらわかるって…1.6キロキツイで!」と言ったよと息子がいいました。「うん。皆は1キロやったんやもんな。お前だけが1.6キロ、走ったんやもんな。よう、頑張ったと思うで。皆で参加して、走り終えたことに意味があるんや。結果だけやないんやで。皆で走ったのに、その中の一人だけ責めるのはおかしいよな…悲しいよな。」と夫が言うと、息子は「うん。僕は責めたりしない。」夫は「それでいいと思う。優しい子やな。」と穏やかに話していました。
それを聞いて私だったら、感情的になって話をしていたな。と思いました。息子のことは、夫にまかせていたら大丈夫、安心だなと思いました。
こうして、何でも打ち明けられる家族でいられることが、ありがたいことだなと嬉しく思いこのまま、何でも話し合える家族でありたいなと思いました。
夫に感謝しながら、冷静に言葉がけが出来るように、心がけて行きたいと思います。
朝夕の気温差に、気をつけてね~
わが家で飼っていた犬を亡くして10ヶ月が経ちます。私自身、幼い頃から動物好きで、父や母によくお願いしたものでした。小学5年生の息子もその血を受け継ぎ、今年の春にはつばめの雛を連れて帰って来た事もあるほどです。
先日、息子から今度は、犬が欲しいと相談がありました。私は、家族みんなが賛成ならいいよと伝えましたが、母の返事は…「私とおじいちゃんが死んだ後なら飼って良いで」とのこと。
それを聞いた私は、何故そんな事を言うの?もっと違う伝え方があるだろうと、母を責める気持ちになってしまいました。
次の日、母から「あの後もう一度、孫が私の部屋に頼みに来て、今度は本当の気持ちを伝える事が出来たよ。」と声を掛けられました。
母は、犬の鳴き声を聞くとイライラして気持ちがしんどくなると私にも理由を話してくれました。
コミュニケーションは多く取っているつもりですが、この様なすれ違いが我が家ではよく起こります(笑)
このことを、法座で話すと、「それは相手の話を聞く時に、相手を責めた心で聞いているためですよ。」と教えてもらいました。
相手と会話のズレを感じた時、なぜそう思うのか聞かせて頂く事、相手に合わす心で聞く事で、本当の気持ちが聞ける事に気づきました。
特に家庭では意識しないと、息子に対しても、諦めず納得するまで相談出来る子に育ってくれている事の感謝と共に、少しずつですが、先入観ゼロの気持ちで向き合って行こうと思います。
コロナ禍のため、各家での秋季彼岸会。我が家は9月22日に、初めて主人と二人でご供養をさせて頂きました。
主人にご供養を一緒にして欲しいとお願いしてから、ドキドキ・ワクワク‥‥で当日を迎えました。
主人の前でご供養するのは初めてで、少し恥ずかしいなぁと思いながら、ゆっくりお経を上げようと意識しました。途中、涙が出そうになりましたが、なんとか堪えてご供養を終えました。
「ありがとうございました」と主人に言わせて頂くと「少し、早かったなぁ」と言われました。私は「お父さんが聞いてると思ったら、照れくさいし、ドキドキして緊張したんや」と言いました。すると主人は「修行が足りん。もっと頑張らんと」と予想もしなかった言葉を頂きました。
私は、「そうやなぁ、がんばるわ」と答えました。
頑張って修行していると思っていましたが、主人から見れば、何も変わっていない私なのだと気づかせて頂きました。主人の方が修行してくださっているのだと思いました。
コロナウイルスのお陰さまで緊張・感動・感謝の彼岸会のご供養でした。