ある時、幼い娘二人が風邪でダウン‼
その娘たちにお母さんが、ずっと寄り添ってお腹を摩ってあげてる姿、私はとても美しく見えました。
きっとこの娘たちも母親になったら、同じようなことをするのかなって。。
よく「わが子の願いは?」とお母さん達に聞くと、「思いやりのあるやさしい子」と答えます。
ある心理学の先生によると、そのような子に育つには親の「共感性」が大切だといいます。
例えば、こんなことがありました。
お姉ちゃんが公園のブランコで遊んでいたら、妹もそのブランコを乗りたそうです。
しかし、お姉ちゃんは全く譲る気がありません。
その時、親は「妹もあなたのブランコに乗りたそうだよ。」「もし、あなたが譲ってあげたら、あなたと同じように喜ぶだろうね」「どうかな?」
親自身が相手の立場になって気持ちを伝えてくれたら、きっと子どもは自然と相手の心に寄り添うように育ちます。
やっぱり親自身が共感性のもてる私になっていくことが大切なんですね。
ある時のエピソードです。
子どもが夜遅くに小学校で使う笛を「ピー、ピー」と吹いて遊んでいます。このままだと、とても近所迷惑です。
ここで「笛を吹くのを止めなさい」と叱ってもいいが、家庭教育で学んだことを活かすチャンスです。グッと我慢して「よっし!ここで親の思いを伝えるチャンス!」と。
そう思って、次のように言いました。
「笛を吹くのもいいけれど、近所の人はどう思うかな?」「〇〇ちゃんは、とてもやさしい子だよね。」
そう言うと、なんと、笛を吹くのをピタッと止めてくれました。
うれしい!わかってくれた!
しかし、次の日、またもや夜中に笛を吹く子ども。結局、二度目は我慢ならず、いつも以上に怒ってしまいました。
昨夜のことは全く意味をなさず、、自己嫌悪。
次こそはやさしい親でありたいな。
子どもが思春期に入ると親に反発をするようになります。しかし、これは自我の芽生えで自らの足で歩もうとする大切な時期です。実は、その時期を迎える前の児童低学期に「理想の人間像」を見せておくことがよいそうです。
随分昔の話になりますが、ちょうどその時期に世界の偉人シリーズ読本で「野口英雄」「ナイチンゲール」「エジソン」などを読んでいました。
あの時は何気なく読んでいた私でしたけどね。
今さら気づく母親の愛情でした。
子育ては「褒める」ことが大切だといわれます。
しかし、ついつい子どもの言動に腹が立ち、「しつけ」のつもりで「ダメでしょう。〇〇しなさい!」と厳しく言ってしまいがち。
「しつけ」を漢字で書くと「躾」と書きます。つまり、「美しい身と書く」と勉強会で教えてもらいました。
たとえば、「あいさつ」をする、「ありがとう」とお礼を言う、「ごめんなさい」とお詫びをする、「はい」と返事をするなど。
これらはみんな人間関係において「思いやりの心」を育むもの。これらが身につけば、きっと将来大人になった時、人から愛され、尊敬されるような人間になることでしょうね。
「しつけ」もただ単に「〇〇やりなさい」と言って聞かせるものでなく、「あなたも立派な大人になれるからね」と励ます言葉をもうひとつ加えてみたらいかがでしょう。
でも、そう簡単にいかないね! うん、うん、それもわかるわかる。。
ある元気のいいお母さんのお話です。
よく子どもに「いつもあなたはこうだから」と怒りの心が沸いてきます。
特に「いつも~」がつくと、怒りが倍増!!
私はいつも優しいお母さんになりたいと思っているのにね。とても残念です。
ところでその「怒り」の心って、どこから来ているの?
それは思い通りにならなかった私の「心の傷」からと学びます。「怒り」の心は相手でなく、自分の心から沸き出すもの。
確かに自分の器がもっと大きかったら、怒りの心も起きません。
やっぱり私の心の器を広げるしかないか?ふッ~。
今日も心が葛藤中と話すお母さん!
私から見て全部子どもに対する愛情の表現でした。